いつかきっと...

高校に入学して間もなく不登校になった息子
過敏性の症状が更に酷くなり、学校への違和感が増していき、とうとう単位を落とした
頭でっかちで口では大層なことを言うならば、世に出てごらん!
働く、ってことを知ってもらうべく、12月からアルバイトをすることになりました
”働くこと”と”カウンセリング”の様子をハハの備忘録として残します

二時間だけの一人時間

   **写真は、2015.1.21 コンサートホールKitara **


息子の不登校が始まってから、一人時間が皆無になった。
たまに友達と出掛けたりする時はあるものの、そんなのは稀。
別に息子が居るからと何するわけでもなく、
何だ、って訳でもないが、
誰も居ない時間って、凄く大事だったりする。


そのストレスは娘も感じているらしく、
一人時間って、たとえわずかでもあるべきだな~なんて思う。


時々、天気のいい日に「外の空気吸っておいで」と息子を外に出し、
私も、娘も、それぞれに息抜きした日が何度かある。
家族と言えど、上手くガス抜きしないとお互いが辛い。


彼は本が好きなので、地区センターの図書室で読みふけり、
時間を忘れて読みふけり、帰って来なくて心配したことも。(笑)


彼の場合、引きこもりではない。
本人が担任に直接言ったくらいだ。「それにはならない」と。(笑)



今、息子はアルバイトに通い、娘が塾の日。
重なった日は、二時間ではあるが一人時間が持てるようになった。


二時間なんてあっと言う間だけど、それでも、貴重な時間である。


アルバイト初出勤

** イラストは「ふわふわ。り」さんより **


6日(火)の昨日、夕方より初出勤の息子。
学生が、普通に学校が終わってから働ける時間帯が基本らしい。
週2回通ってる珠算塾の曜日に入る時は、昼から夕方みたい。
まだシフト表を貰っていないので、何とも言えぬ。


息子のバイトが決まってから9日間。
息子は相変わらず好きなよーに過ごしておりましたが、
私の方がなんだか心落ち着かずでした。


決まるまでの連絡も3日くらい、と言われつつも、結局5日掛かり、
更には「初出勤は来週の6日から」とのことで、
なんだかんだと半月近く落ち着かなかったわけです。


初出勤の日、ラッキーにも私の仕事もいい時間に帰宅。
仕事で色んな学生さんたちを見ているので色々とよくわかる。
あまりゴチャゴチャ言わず、必要最低限、押さえる点をいくつか伝え、
緊張はするだろうけど、不安に思うことは無いよ、と送り出す。
緊張の面持ちで出掛けて行った。



21時半近く、洗い替えの制服と書類を持って帰宅した彼。

心なしかスッキリとした顔をしている。(笑)


遅い夕食をとりながら、どんな仕事をしてきたのか聞いてみる。
彼は、こういうこともあまり言わない。
特に、言いたくないことがあると「特別なんだということはない」など
煙に巻かれて終わる。
それが面接の時だった。


昼間から働きたいなどと言えば、おまけに進学校に在籍しているのだ。
突っ込んだ質問はされないとしても、疑問を持たれるのは至極当然。
「無難に答えておいた」とだけ。
何かの時に親と話が違う、ってならない様にと言っても、それ一辺倒。


前日のカウンセリングの時にも、普通に先生から同じ質問されていたけど、
おんなじ答え。(*´Д`)=з
ホント、頑固!



まぁ、でも、昨日教えてくれたのは、三ヶ月前に入ったという同じ学生男子。
話しやすい感じで、好印象を持った様子。
珍しく、やってきた仕事など話してくれた。
気分よかったんだろうね、色んな緊張が少し解けて。(笑)



そんな息子の顔を見ていたら、
昼間働いて夕方には帰宅して欲しい、って思った部分はあったけど、
昼間は母親世代、オバチャンたちの聖域(?)みたいな所あるから、
同じ世代の子たちの方が色々刺激があっていいのかもしれない。
それはね、私の職場の学生さん達見てても思うんだよね。
先輩、後輩、キッチリできてるし、
我々にはちゃんと言葉遣い分けて話出来るし。
まぁ、学生同士の方が変な気を遣わないし楽しいわな。(⌒o⌒)




まずは変な緊張で疲れたと思う。
仕事は「明日も同じ時間で」と言われたらしく、今日も夕方に出勤。


しばらく出勤続けて貰えると仕事も早く覚えやすいんですけどね。
今日はどんな話が聞けるのかな?

カウンセリングへ

すっかりご無沙汰してしまいました。(^=^;


前回、バイトが決まった、とUPしてから、
初出勤まで心落ち着かずの日々。
自分の備忘録としてその間の様子を残します。



5日(月)、はカウンセリングで病院へ。
前回、診察室からアルバイト募集に電話を掛けて以来なので、
先生にアルバイトが決まった旨を報告。
相当なドヤ顔だったらしい。(笑)


まぁね、ここに7月から通っているけど、自信持って話せること
今までには無かったからね。
ずっと優等生だった彼が、初めて枠から飛び出し、
私も含め、正論を振りかざす大人たちの中で行き詰っていたでしょうから。


でもね、親にだって、ここまで成長してきた息子に、
これからの夢を見ていたんですよ。
それがね、いきなりブツンと切れてしまった。
「大学に行かない」っていう話なら全然受け入れられました。
でも、それが高校、って言う所ですよね。


確かに、息子が言うように”義務教育”では無いですよ。
でも、今の時代高校は”準・義務教育”じゃないですか。
あんなにプライドの高い息子が、
この部分では重要項目ではないらしいことにもビックリなんですよ。



とにかく、勝手に夢描いていた息子の将来は別の形になる訳です。
この子の人生なのですから、私が決めるべきではないですし、
もしかしたら、執筆作業が好きだと言う息子の夢を潰し掛けているのかもしれない。
どこに、どんな芽があって、いつ、どんな風に成長するかなんて誰もわからない。


そんなの十二分にわかっているんですよ。


大人がゴチャゴチャ言うのは、
世間の厳しさを、少なくとも我が子より知っているということ。
そして、自分の躓いた経験は避けられるようにアドバイスする、って、
これってどこの親もみんな同じだと思うんですよね。


前にカウンセラーの先生もおっしゃってたのですが、
「大人は、どうしても杖を持たせたくなっちゃうんですよ。
 でも、その杖すらも邪魔だと感じる時があるんですよね」と。



とにかく、せっかく決まったアルバイトです。
職場も、家から3分といった好条件。
まずは、働いてお金を貰う、ってことと、対価への責任。
これを学んでくれたら言うことナシ。


その前に、まずは続けてくれよ、と願うばかり。( ̄_ ̄ i)