いつかきっと...

高校に入学して間もなく不登校になった息子
過敏性の症状が更に酷くなり、学校への違和感が増していき、とうとう単位を落とした
頭でっかちで口では大層なことを言うならば、世に出てごらん!
働く、ってことを知ってもらうべく、12月からアルバイトをすることになりました
”働くこと”と”カウンセリング”の様子をハハの備忘録として残します

診療:北風と太陽

**イラストは「赤ずきんちゃんの散・歩・道」さんより


先日の木曜日、診療を受けてきた。
いつも一緒に受けていたのだが、今回は別々を希望し、
私の話を聞いてもらい、そして息子の診療となった。


前回の診療をキャンセルした経緯から、今の状況までをザッと話す。
16歳頃の男の子の複雑な心理状況をよく理解してくれている先生。


息子は、元々何でもベラベラとお喋りする性格では無い。
どちらかと言うと、黙って自分の中で処理するタイプ。
思うに、順序だてて理解しようとしたいのに、それが出来ないもどかしさ、
で苦しんでいるのではないかと思う。
理詰めで物事を考えていく思考タイプなので、もっとガス抜きできればいいのに、
と思うのは私の勝手な思いであって、彼の性格がそれを許さないのだろう。


先生曰く、「”北風と太陽”なんですよね。
周りが、どんなに普通に接していても、どんなに明るく振舞っても、
今の彼には全てが北風で、どんどん上着を羽織ってしまう」と。


期熟を待つしかないのかな~」と......



私は今、普通に接している。(つもり)
学校が休みの日のように、茶碗洗いを頼んだり、炊飯を頼んだり、掃除機掛けを頼む。
彼にとって、どんなにハハが太陽のつもりでも、学校へ行かない罪悪感は拭えないはず。
ならば、少しでも家のことを手伝うことで(役に立つことで)紛れないかと。
だから、かならず「助かったよ。ありがとう」と言葉を掛けるようにしている。


まだまだ、青くてガチガチな彼の実は、熟す日がくるのだろうか.....


診療、再予約

**イラストは「赤ずきんちゃんの散・歩・道」さんより



今月の頭に、診療の予約を入れていたのだが、
その週末にある部活の行事に参加する為に
「今日は部活に出たい」と診療をキャンセル。
で、その日は、6時間の授業は出ず、みんなが下校する頃、
部活に参加するためだけに登校した息子。
ハハとしては、そっちの方が勇気ある、と思う。( ̄_ ̄ i)


実はその前の週に、息子と今後について話し、
(返事が返ってこないのである意味一方的でもあるが)
「これで行ってくれるかな?」と淡く、強い希望を持っていたのだが、
その部活に出た月曜日以降、まったく学校へ行かなかった。
人の話に反応していただけに、またもやガッカリ。
期待はするなっ!!と、今までに何度も自分に言い聞かせていたのに、
「もしかしたら」「今回は」と、やはりどこかで望んでいる自分が居る。
わかっていても、どーしようもなくガックリと落ち込む。



仕事のタイミングも悪く、今日の休みにやっと次回の診療予約を取る。
また1~2週間待たされる覚悟をしていたのだが、
先生が今週に診療を引き受けてくれた。
それも、私は仕事は入ってはいるものの、
ロング勤務が多い中、奇跡的にも早い上がりの日なので
なんとか都合が付くからありがたいタイミング。
今回は、別々に話をしたい、と希望を添えた。



また、昨日は高校の担任から息子宛に電話をくれた。
生憎、仕事から帰っておらず、息子は珠算塾へ出掛けた後で娘が対応。
19時過ぎに再度電話する、と言うので待っていたのだが20時になっても来ず。
ちょっとプランターに水遣りに外に出た20時過ぎのタイミングで再度電話。
またしても担任と挨拶も出来ずの間の悪さ。
担任と話した息子は、今にも泣きそうな様子だったが、
「出られる時に学校に顔を出して」と言われたらしい。
多分、単位が落ちたことではないかと思う。
近く、ハハへも連絡をくれると電話は切れたようだ。



今、正直言うと仕事でのストレスが半端無い。
帰って来たら、口も利かず、自分の趣味に没頭して現実逃避し、
ただひたすら眠りたい、って心境だ。
でも、当然ハハとしてはそうはいかず、夕飯の支度や、洗濯、
頑張っている娘への声掛けなどなど、自分のことは二の次になる。



疲れていると、自分自身が前向きにならない。
でも、奮い立たないと、自分のことも、息子のことも、
先の明るさを見出せない。


とりあえず、息子の次の診療を予約しただけで
気になっていた重りが一つ外せた。

腹を括りました

昨夜遅くから降っていた雪は、今朝、辺り一面を真っ白に変えていた。
今日は最高気温でも10度に届かなかった札幌。
風も吹き、体感的には0度くらいだったようです。


これは、昨夜0時頃、わさわさと降り続く雪。
白い点がみんな雪です。
外に向けてフラッシュたくとこう映ります。



さて、この2週間、全く学校へ行かなかった息子。
それまで、5時間目から登校....ってこともあったが、
この2週間は全く行かず。
ただ、週2回の珠算だけは通塾する。
本人曰く、「引きこもりにはならない」そうだ。
確かに、学校以外は外へ出る。
珠算もそうだし、近所の店へも出向くし、友達ともカラオケに行く。
ただ、学校には足が向かないらしい......



実は、単位がそろそろヤバイ状態になってから、
私自身もこわくて細かな数字は出していない。
でも、この2週間で切れたものが出ているはず。
もしくは、もう出るはずだ。


今までは、なんとか首の皮一枚が繋がっていたから
登校できるように働きかけていたが、もぅそれも無い。
進級できないとなると、次の段階へ進まなければならない。


とは言っても、一人親家庭の私は、経済状況が一番のネック。
パート勤めで、今月から社保に加入したのはいいが、
いきなりの長時間労働に体を保つだけで精一杯なのも事実。
なかなか息子のこれからのことを考えることができず、
ウンもスンも言わぬ息子とは話し合いにもならずで
私自身も現実逃避をしていた。


けれど、今日は娘の中学での合唱コンクールを見に行き、
なんか”落ちた”んだよね。
もぅ、進級できないのであれば、次はどうするか、ってことだけだと。
わかり切っていたことなんだけど、なんかストンと落ちた。


少人数制の定時制、通信制、不登校専門の学校、あれこれと、
お金は掛かるけど何がいいのか模索しなければならないな、と覚悟ができた。


これからどう詰めていくか、旦那が居ない我が家なので、
カウンセラーの先生や、担任の先生にアドバイス貰わなきゃな~と。