いつかきっと...

高校に入学して間もなく不登校になった息子
過敏性の症状が更に酷くなり、学校への違和感が増していき、とうとう単位を落とした
頭でっかちで口では大層なことを言うならば、世に出てごらん!
働く、ってことを知ってもらうべく、12月からアルバイトをすることになりました
”働くこと”と”カウンセリング”の様子をハハの備忘録として残します

持論が強い子 4


『宿題、課題は一切やらない子』
当然、学校から宿題が出る。
さすがに中学生になり、いちいち「宿題やったの?」とも聞かないし、
チェックするようなことは控えていた。
ただ、そういう提出物、学校での小テストなど、成績に響くことはもちろん説明済み。
それなりにこなしていると思っていた。


が、中学に入って初めての三者懇談の時、
担任からの開口一番、
「テストの学力点は申し分ないのですが、未提出物が多く、
 もったいないことに通知表の成績は相応になっていない」
と言われた。


息子に、なぜ提出物を出さないのか聞くと、
「わかっていることをいちいち書きたくない」と一蹴。
しかし、提出物を期限を守って出すことは、社会ではとても大事なこと。
ルールを守ることが大切だと諭すも、
「でも、点数は取ってる」  はっ、ごもっともでございます。( ̄_ ̄ i)


そんなわけで、私は家で息子が教科書やノートを開いているのを見たことがない。
そんな時、生徒会に誘ってくれたMちゃんから自分が通っている塾の講習会のお誘い。
夏の受講が終わった時、「このまま塾に通ってみたい」と息子からの申し出。
しかし、経済的な問題で通わせてやれるだけの余裕が無く、冬の講習会を約束に留まる。


結局、この塾は、冬の講習会が終わって、そのまま通塾することになる。
しかし、ここでも、宿題をやっていかない、という荒業に出る。( ̄Д ̄;)


その後もイロイロありましたが、塾の先生にも相談に乗ってもらい、
まぁ、8割くらいはやってくるようになったようです。


後に、どうして塾へ通おうと思ったのか聞いてみると、
「家では勉強しないな、って思ったし、
 とにかく塾は点の取り方を教えてくれると。


合理的な彼の言葉だな~と思いました。(笑)
でも、先生や授業に興味があったから続けられたんだとも思っています。



自論が強い子 3

**イラストは「赤ずきんちゃんの散・歩・道」さんより


中学生時代。
色んな意味で頭のいい子で、合理的であり、理論的な考えで持論を持っていた。
たいした努力をせずとも、学年ではいつもTOP10入り。
まぁ、田舎の学校なので『井の中の蛙』状態ではあるが、
その反面、副教科はメッタメタでしたけれどね。(笑)
運動は苦手、画を描くのも苦手、工作も不器用.....(^=^;
居ますよね、今も昔も、クラスにこういう子が。(笑)


そんな息子だったけど、中学に入ってやっと気心知れる友達が出来た。
きっかけはやっぱりゲーム繋がり。
合理的で、データ関係の記憶のいい息子はいいアドバイザーになったようだ。
なんでもいい、共通の趣味で盛り上がる友達は楽しい。
小学生時代の苦痛を見ていただけに、私的にはとても喜ばしいことだった。


そして、勉強以外たいした取り得もない息子は、数少ない部活は性に合わず、
幼稚園から一緒だった一学年上のMちゃんに誘われ生徒会に入る。
部活の上下関係ってとても大事だと思っていたのでありがたかった。
数字に強い息子だったので、会計を担当することになる。


単位が落ちました

**イラストは「赤ずきんちゃんの散・歩・道」さんより


昨日、息子の担任と久し振りに電話で話をした。
以前、息子宛に電話をくれた時にタイミングが悪く対応できず、
その後も仕事の時間が合わなくて連絡を取れずにいた。


単位も落ちているだろうし、先日診療を受けてきたこともあるので、
とにかく近況報告をしなければと、仕事が早かったことと、
息子は珠算に出掛けた隙を縫ってやっと連絡が取れたのだ。


まぁ、親の目線からの近況報告で言うと、
・全く学校に行く気になっていないこと。
・昼夜がほぼ逆転していること。
・来週月曜の診療までに、たくさん悩んでくると先生と約束したこと。


大きく上げてこの三つの話。


今までは、単位のこともあり
「行かなければならない」、「行かせなければならない」と、互いに思っていたはず。
だから、5時間目からでも登校していた努力はあったものの、
結局、1~4時間目の授業にまず出席しないのでそこから落ちていくのは当たり前。
本人は絶対に単位の残数を計算しなかった。
「そんな具合の悪くなるようなことやってられない」と一蹴。
担任の先生曰く、「残りの数を見て奮起する子も居る」には当てはまらない我が子。
もちろん、この単位数だって病院の診断書提出で少し寛大に配慮されている数値でもだ。
多分、単位が落ちる週であったその一週間。
全く行かなかったので、
『もぅ、行っても意味が無い』と彼の思考ならば当然の対応である。


心療内科の先生とは、どんな話をしたのかはもちろん聞いていない。
ただ先生から、「次の診療までにたくさん考えて、悩んでくることになった」と聞く。
先のことを少しでも考えられるのか、自分の思うことを話せるのか、
どんな風に考えているのか、まぁ、一番聞きたいことだけど
「答えを話せる」、って期待は持たないでおこうと思っている。


多分、本人はまだまだ本音を話せる状況ではない気がする。
「言ったところで、誰もわかってくれない」
「順序だてて自分の気持ちを話したいのに、
 それが自分でも上手く説明できないことへの苛立ち、ストレス、葛藤」
この辺が彼の性格から見ての、ダンマリ=涙 に繋がっている気がする。